竹人形の里　時代屋

昔からの技法で竹から作られる人形の販売や作っている所を見学することができます。目の前で匠の技術を感じられます。
入ってすぐに目に入るのは、阿波踊り竹人形のショーケース。その人形の数の多さと出来栄えに夏の総踊りを感じさせてくれます。
水指・建水・中なつめ・茶杓などの茶道具もあります。ちょっと贅沢なお茶を楽しみたい時はぜひ。

本煤竹という言葉を初めて知りました。藁葺き屋根の藁を葺くために組まれた竹が囲炉裏の煙に燻され、飴色に変色したものをいうそうです。いい色になるには200年以上かかると言われています。
竹細工は下準備に手間がかかり、細工技術も大変難しいと聞いておりましたので、このように表情豊かな人形が竹から作られたということに驚きました。いまにも踊り出しそうで、じっと見入ってしまいます。
昆虫は、節や羽、触覚の質感が見ていても感じ取れるくらいに、何ともリアルで美しく、少し寒気がする程です。