大歩危駅

JR土讃線における徳島県内最後の駅が、この大歩危駅。
大歩危地区、祖谷地区といった秘境への玄関口でもあります。
かずら橋行きの村営バスが停車するほか、地元タクシーやレンタカーも周辺にありますので、用途に合わせて移動手段を選んでください（事前予約がおすすめ）。
2023年11月より、電動アシスト自転車のレンタサイクルも開始されたそうです（9時〜16時、不定期で休みあり）。

無人駅ながら、清掃の行き届いた駅前ロータリー、手作りの案内看板、ゆったりと過ごすことのできる休憩所兼観光案内所など、そこかしこに垣間見えるおもてなし精神にほっこり。
ベンチや休憩室に畳を用いた古民家風の懐かしい駅舎で、写真に収めたいスポットも盛りだくさんです。
そして、三好市といえば妖怪ですよね。大歩危駅でも、駅長の児啼爺（コナキジジイ）をはじめ、エンコ（河童）や一つ目入道の木彫り像が設置されているので、ぜひ探してみてください。
また、駅舎に入りホームの踏切を渡ると、吉野川が間近に見える遊歩道が設置されています。春先には満開の桜が楽しめるそう。
駅前の集落では手作りのかかし人形がお迎えしてくれ、食事処やお土産屋さんもあるので、バスなどに乗る前に駅周辺をぶらっと散策するのがおすすめです。