阿波池田うだつの家・阿波池田たばこ資料館
京都から宮大工を招いて作られた真鍋邸。
風情ある美しい庭園や大正ガラスが張られた廊下、黒檀や紫檀を使用した書院造りの構造を活かした座敷は、日本建築の美しさを今も後世に伝えてくれます。
また、お茶会や落語、ジャズイベントなど様々な用途で貸し出されています。平成12年から資料館として開館し、年代順に帳簿やたばこの葉、機械などの資料を展示しており、江戸時代から明治にかけて刻みたばこで商業都市として栄えた池田の歴史を学ぶことができます。
意外にも、たばこの製造所で働き手として活躍したのは大半が女性。池田町の女性がいかに働き者かが垣間見えます。
【取材メモ】
池田町が刻みたばこでどう栄えていったのか、その他歴史などを丁寧にご説明していただき、またたくさんの資料で分かりやすく興味深かったです。
建物自体も非常に風情があり、時間帯で見え方が変わっていく様子をいつまでも眺めていたいです。
昔のたばこのパッケージが可愛くて、レトロなデザインは今でも流行りそうだな、と思いました。
お金を払わずに乗車することを「キセル」と呼ぶのはなぜか、というこのサイトにピッタリのお話も伺いました。
煙管(キセル)の一端である吸い口と、もう一端の雁首(刻みたばこを詰める部分)は金属でできています。
両端は金属で、中間の長い筒の部分は他の素材であることから、途中の運賃を払わないことをキセルに例えるようになったそうです。
この取材をきっかけに、筒の部分「羅宇(らう)」の掃除や交換をする、羅宇屋を題材にした「紫檀楼古木」(したんろうふるき)という落語があることや、現在もその職業が存在することを知り嬉しくなりました。
スポット名 | 阿波池田うだつの家・阿波池田たばこ資料館 |
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ふりがな | あわいけだうだつのいえ・あわいけだたばこしりょうかん |
住所 | 徳島市三好市池田町マチ2465-1 |
電話番号 | 0883-72-3450 |
営業時間 | 9:00~17:00 |
定休日 | 毎週水曜日 、12月28日~1月4日 |
利用料金 | 一般320円 |
最寄り駅 | 阿波池田駅 |
最寄り駅から | 徒歩7分 |
備考 |
■たばこ資料館 一般320円 高・大学生210円 小学生100円 ■阿波池田うだつの家 見学:無料 撮影:半貸切可 550円/時間 ※要予約、延長可(離れ座敷 330円+新座敷 220円 その他庭や廊下、着替え部屋も含む) |
設備等 |